2019-01-01から1年間の記事一覧

島田広弁護士「岡口裁判官問題から考える裁判官の独立と市民的自由」

島田広弁護士「岡口裁判官問題から考える裁判官の独立と市民的自由」が、 法と民主主義2019年12月号【544号】に掲載されました https://www.jdla.jp/houmin/backnumber/pdf/201912_01.pdf https://www.jdla.jp/houmin/index.html 「岡口基一裁判官のツイッタ…

「犬」のその後

「犬」についての記事が出ています。 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69070

またもや結論出せず 裁判官訴追委員会

臨時国会は閉幕しましたが、前国会に続き、岡口裁判官訴追申立てについての結論は先送りになりました。 こんなにいつまでも判断ができないのは極めて異例です。 「裁判官訴追審査事案(202事案)について審議を行い、2事案は継続して審議することとし、…

市川正人立命館大学教授が「岡口分限決定」を厳しく批判されています

市川正人立命館大学教授が「岡口分限決定」を厳しく批判しています。@民商法雑誌155巻4号804頁以下,内容を要約してみます。1 「品位を辱める行状」の意義について 岡口分限決定は,裁判官の懲戒事由である「品位を辱める行状」について,純然たる…

孤立無援 たった一人で国会と戦っている裁判官

某弁護士の先生が、弁護士ドットコムのサイトに次のような投稿をされました 「岡口裁判官のツイート事件を岡口裁判官の表現の自由の問題だと捉える人は多いけれども、司法権独立との関係で捉える人はほとんどいません。問題点を列記しておきます。1 憲法は…

「洗脳発言」報道について

第1 「洗脳発言」報道について 私が,フェイスブックで「遺族が東京高裁に洗脳されて」などと記載したことについて,先週の金曜日に読売新聞が一報を出し,「後追い」として,産経新聞及び共同通信で報道がされました。 この件は,ある性犯罪に係る刑事判決…

東京高裁長官からのパワハラに屈しなかったことを司法修習生らが評価(^_^)

司法修習生らの本音トークがされており、その中で現れます 熊田:僕は司法試験の勉強で要件事実マニュアルを使っていました。持っている修習生もたくさんいます。犬飼:「ブリーフ裁判官」のイメージが強いですが(笑)、権力に屈しない姿には純粋に憧れます…

行政書士試験に出題で盛り上がっています(^_^)

昨日行われた行政書士試験問題を一通り解いてみましたが疲れました。問題が長文化しているため、体力勝負ですね。憲法で岡口判事をモデルにした事例問題が出ていて笑ってしまいました。 pic.twitter.com/Q0sKnXfL5a — 金子英明(行政書士・マンション管理士…

行政書士試験の本試験でも、岡口分限決定を用いた問題が出題されました

模擬試験の出題者はズバリ的中ということですね(^_^) 「岡口判事分限裁判(最大決平30.10.17)等がベースの問題です。」 https://ameblo.jp/nobattagyousei/entry-12544004954.html

行政書士試験の模擬試験でも、岡口分限決定が出題されたようです

札幌弁護士会が「裁判官訴追委員会に対して適正な判断を求める会長声明」

岡口裁判官に対し不訴追の決定がなされるべきであるし、本人を出頭させたことも適切でなかったとしています。 憲法の教科書には必ず載っている吹田黙とう事件を挙げるまでもなく、今回の件は、司法権の独立を脅かすものとして、法曹全体が危機感を持つべき事…

駿台の模擬試験で岡口分限裁判が取り上げられました

駿台センター模試「現代社会」で、 岡口分限裁判が取り上げられた上で、 裁判官が、公正さや政治的中立性の配慮から一般市民との交流をちゅうちょするようになると、市民感情が理解できなくなるおそれがあるとの設問が作られています。

「裁判官とツイッター」も収録された『田中弁護士のつれづれ語り』が電子書籍になりました。

http://j-c-law.com/tureduredensisyoseki/

まさんの読後レビューです 最高裁に告ぐ

bookmeter.com

いわばグローバル版重要判例に岡口分限決定が登載されました

世界中の公法学者が協力して、一年間の各国における憲法判例の動きや立憲主義の発展をまとめるというプロジェクト(いわばグローバル版重要判例みたなもの、2018年版では65の国と地域が参加しています)に、岡口分限決定が登載されました。 以下のSSRN等のペ…

第50回司法制度研究集会で 島田広弁護士が特別発言

第50回司法制度研究集会で島田広弁護士が特別発言をされます。「岡口裁判官問題から考える裁判官の独立と市民的自由」 chikyuza.net 「裁判官の表現の自由の尊重を求める弁護士共同アピール」のとりまとめをしていただいた先生です。

ネットでも出ました。 日弁連委員会ニュース91号2頁 「裁判官のツイートは許されないのか」

https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/committee/list/data/pdf/2019/rights_news_81.pdf 日弁連でも、東京弁護士会のように、国会や最高裁に、意見書を提出していただければと思っています。 裁判官訴追委員会では、俺が当然に「不訴追」になると思わ…

日弁連の人権擁護委員会で岡口分限裁判が問題視されました

馬場龍行弁護士のご意見です

「もし岡口裁判官に対して訴追委員会が訴追の決定をして弾劾裁判所で罷免されるとすれば,三権分立の緊張関係が一気に崩壊してしまうレベルの危機だと思います。」 岡口裁判官の分限裁判,何が問題なのか? | コラム | 弁護士法人エース | リーガルサービス…

渡辺康行一橋大教授の論文

渡辺康行一橋大教授が,岡口分限裁判等を論文で取り上げてくれました。 渡辺康行「「裁判官の市民的自由」と「司法に対する国民の信頼」の間-三件の分限事件から」 @憲法の不変性と歴史性 辻村みよ子先生古稀記念論集 日本評論社,2019年8月 渡辺教授…

東京弁護士会の意見書です

「意見の趣旨 1 岡口基一裁判官が行ったツイートを理由に戒告処分にした最高裁判所決定は、適正手続の保障及び裁判官の市民的自由の保障について、必ずしも十分な配慮がなされていなかったのではないかとの疑念を払拭しえないので、今後は、最高裁判所が裁…

50さんの読後感想です 最高裁に告ぐ

岡口基一『最高裁に告ぐ』(岩波書店,2019/03)分限裁判にかけられた現職の東京高裁判事vs最高裁。正義はどちらにあるのか、どちらにも無いのか。判事は、本書をもって最高裁を批判。文章は、論理が明確で読みやすい。だから正しいとは言えないが、そこはかと…

伊藤塾で講演をしてきました。訴追委員会のことなどについて

maga9.jp

寝虫さんの読後感想です 「最高裁に告ぐ」

「確かに著者に対する最高裁の戒告処分には失望を禁じ得ない。反対意見もなく、ラストストロー理論に至っては意味不明。こうした問題点がよく整理されていて読みやすい。」 岡口基一『最高裁に告ぐ』(2019年、岩波書店)読了。★★。確かに著者に対する最高裁…

信徒の友で紹介されました 「最高裁に告ぐ」

日本基督教団の雑誌「信徒の友」で、「最高裁に告ぐ」が紹介されています。 紹介してくださったのは、伊藤朝日太郎弁護士(大泉教会員)です。 「岡口さんのユーモアと楽観性、そして上司からの圧力に屈せず在職中でも発言を続ける強さは、牧師の家で生まれ…

信徒の友で紹介されました 「最高裁に告ぐ」

日本基督教団の雑誌「信徒の友」で、「最高裁に告ぐ」が紹介されています。 紹介してくださったのは、伊藤朝日太郎弁護士(大泉教会員)です。 「岡口さんのユーモアと楽観性、そして上司からの圧力に屈せず在職中でも発言を続ける強さは、牧師の家で生まれ…

信徒の友で紹介されました 「最高裁に告ぐ」

日本基督教団の雑誌「信徒の友」で、「最高裁に告ぐ」が紹介されています。 紹介してくださったのは、伊藤朝日太郎弁護士(大泉教会員)です。 「岡口さんのユーモアと楽観性、そして上司からの圧力に屈せず在職中でも発言を続ける強さは、牧師の家で生まれ…

信徒の友で紹介されました 「最高裁に告ぐ」

日本基督教団の雑誌「信徒の友」で、「最高裁に告ぐ」が紹介されています。 紹介してくださったのは、伊藤朝日太郎弁護士(大泉教会員)です。 「岡口さんのユーモアと楽観性、そして上司からの圧力に屈せず在職中でも発言を続ける強さは、牧師の家で生まれ…

押田朋大弁護士も、訴追委員会の動きに「懸念」

「私は裁判官による発信に対して萎縮効果をもたらすような昨今の裁判所や国会の動きについて重大な懸念を有している。」 「裁判官による自由な発信は,言うまでもなく憲法論として当然に保障されなければならないものである。 それに付け加えて,裁判官によ…

押田朋大弁護士も、訴追委員会の動きに「懸念」

「私は裁判官による発信に対して萎縮効果をもたらすような昨今の裁判所や国会の動きについて重大な懸念を有している。」 「裁判官による自由な発信は,言うまでもなく憲法論として当然に保障されなければならないものである。 それに付け加えて,裁判官によ…