分限裁判の記録 岡口基一

分限裁判の記録です。研究者の方向け

馬場龍行弁護士のご意見です

もし岡口裁判官に対して訴追委員会が訴追の決定をして弾劾裁判所で罷免されるとすれば,三権分立の緊張関係が一気に崩壊してしまうレベルの危機だと思います。

 

岡口裁判官の分限裁判,何が問題なのか? | コラム | 弁護士法人エース | リーガルサービスの進歩を加速する法律事務所

渡辺康行一橋大教授の論文

渡辺康行一橋大教授が,岡口分限裁判等を論文で取り上げてくれました。


渡辺康行「「裁判官の市民的自由」と「司法に対する国民の信頼」の間-三件の分限事件から」

憲法の不変性と歴史性 辻村みよ子先生古稀記念論集

日本評論社,2019年8月

 

 

渡辺教授によると,古川龍一判事の場合,最高裁が戒告処分を科したことを受けて,裁判官訴追委員会は不訴追の決定を行ったそうです。

ところが,岡口基一判事の場合,戒告処分が科せられたにもかかわらず,訴追委員会に招致されたことを,渡辺教授は批判されています。
「戦後初期ならいざ知らず,表現の自由司法権の独立の意味を学んできたはずの議員によるそうした行動は,岡口分限決定以上に疑問である。」

東京弁護士会の意見書です

「意見の趣旨

岡口基一裁判官が行ったツイートを理由に戒告処分にした最高裁判所決定は、適正手続の保障及び裁判官の市民的自由の保障について、必ずしも十分な配慮がなされていなかったのではないかとの疑念を払拭しえないので、今後は、最高裁判所が裁判官の市民的自由を萎縮させることのないよう、十分配慮し、慎重な手続きを踏むことを求める。
岡口基一裁判官が行ったツイートには、過去の罷免事例と比較してもおよそ罷免事由は認められないので、裁判官訴追委員会は、慎重な審議の上、裁判官の市民的自由を萎縮させることのないよう、安易な事情聴取を控え、速やかに不訴追の結論を出すことを求める。」

 

 

www.toben.or.jp

50さんの読後感想です 最高裁に告ぐ

 

寝虫さんの読後感想です 「最高裁に告ぐ」

確かに著者に対する最高裁の戒告処分には失望を禁じ得ない。反対意見もなく、ラストストロー理論に至っては意味不明。こうした問題点がよく整理されていて読みやすい。

 

 

信徒の友で紹介されました 「最高裁に告ぐ」

日本基督教団の雑誌「信徒の友」で、「最高裁に告ぐ」が紹介されています。

 

紹介してくださったのは、伊藤朝日太郎弁護士(大泉教会員)です。

 

「岡口さんのユーモアと楽観性、そして上司からの圧力に屈せず在職中でも発言を続ける強さは、牧師の家で生まれ育ったことと無縁ではないのかもしれません。」

 

http://bp-uccj.jp/publications/magazine/s201909/