手紙をくれたのはこれで3人目です。他に庁内メールをくれた方がお二人いらっしゃいます。
「正義の名を借りたいじめであり,ハラスメントであると感じました。少なくとも国民の人権を守る(べき)裁判所のとるべき態度とは思えませんでした。自分の気に入らない者を排除・抹殺するというのでは,反社会勢力と変わるところがありません。私は一人の裁判所職員として岡口裁判官のような方が裁判所の中におられることを大変誇りに思います。」
などと,お手紙の中で,岡口分限裁判及びそれを裁判所時報の一面にデカデカと掲載したことを批判されていました。
なお,裁判所当局が,岡口分限裁判を裁判所時報の一面に掲載したことについての批判は,ネット上でも見られます。「封建時代の密室裁判+公開処刑の精神ですね」など。
昨日付の裁判所時報、裁判例情報として岡口裁判官の分限裁判を新聞でいう一面の場所に大々的に載せてるんだな。最高裁の事務総局もほんとくだらねえ奴らだなあ。見せしめだかイジメだか知らねえけどやることがちっせえんだよ。
— Kay (@nkaoguo) November 15, 2018
岡口判事に対する分限裁判で明らかになったのは、最高裁が自らの体面を守るために、表現の自由を否定したということ。まさに司法の品位を落としめたのは最高裁です。
— 萩野直路 (@ppngw) November 19, 2018
岡口判事を含め、国民の表現の自由は守られるべきです。
最高裁自ら司法の信頼を損ねるとは。異常です。 https://t.co/DdZ8T45nC6
本日午前10時から、東京地検特捜部において、被害者である私の取調べが行われました。
林道晴東京高裁長官及び吉崎佳弥東京高裁事務局長を被疑者とする、
脅迫、強要、公務員職権濫用被疑事件の告発がされ、
東京地検がこれを受理したものです。
被疑事実は、平成30年5月24日に、東京高裁長官室において、被疑者らが、私に対し、ツイッターを止めなければ、分限裁判にかけた上、裁判官を辞めさせてやるなどと迫ったというものです。
本日の取調べで、担当検察官の方は、とても丁寧に、私の話を聞いてくれました。
もっとも、事実関係は、岡口分限裁判において東京高裁長官側が提出した資料からも明らかになっています。
その1
吉崎佳弥東京高裁事務局長作成の平成30年7月4日付け「報告書」6頁11行目
「長官は,「ツイートを続けるということであれば,それを前提にして分限裁判を検討せざるを得ない」と述べた」
同報告書7頁(3)の3~5行目
「当職は、岡口判事に対し、「ツイートを止めないと分限裁判というより厳しい対応で臨まなければならなくなるかもしれないという先ほどの長官からのアドバイスは、本当に理解しているか」などと尋ねた。」
これらの記載は、被疑者らが、私に対し、ツイッターを止めなければ分限裁判にかけると脅迫して、ツイッターを止めるよう強要したことの証拠となっています。
その2
同報告書6頁19行目
「長官は,仮に裁判官を辞めることになってもツイートは止めないのかと尋ねたところ,岡口判事は「はい」と答えた。」
吉崎佳弥東京高裁事務局長作成の平成30年6月12日付け「報告書」の3枚目22~24行目
「岡口判事は以下のとおり説明した。
・今後裁判官の身分等の問題に発展することがあっても、ツイート(投稿)をやめるつもりはない。」
これらの記載は、被疑者らが「ツイーッターを止めなければ、裁判官をクビにしてやる」と私に迫ったのに対し、私が「仮に、裁判官の身分を失うことになったとしても、ツイッターは止めない」と答えたことの証拠になっています。
なお、不起訴になった場合、検察審査会の審査にかけられる可能性があります。