ネットでも出ました。 日弁連委員会ニュース91号2頁 「裁判官のツイートは許されないのか」

https://www.nichibenren.or.jp/library/ja/committee/list/data/pdf/2019/rights_news_81.pdf

 

日弁連でも、東京弁護士会のように、国会や最高裁に、意見書を提出していただければと思っています。

裁判官訴追委員会では、俺が当然に「不訴追」になると思われている方も多いと思いますが、
状況は、全くそうではありません(報道では、むしろそうならない見込み)
司法権の独立の危機というべき状況が続いています。
俺一人の問題ではないのです。

馬場龍行弁護士のご意見です

もし岡口裁判官に対して訴追委員会が訴追の決定をして弾劾裁判所で罷免されるとすれば,三権分立の緊張関係が一気に崩壊してしまうレベルの危機だと思います。

 

岡口裁判官の分限裁判,何が問題なのか? | コラム | 弁護士法人エース | リーガルサービスの進歩を加速する法律事務所

渡辺康行一橋大教授の論文

渡辺康行一橋大教授が,岡口分限裁判等を論文で取り上げてくれました。


渡辺康行「「裁判官の市民的自由」と「司法に対する国民の信頼」の間-三件の分限事件から」

憲法の不変性と歴史性 辻村みよ子先生古稀記念論集

日本評論社,2019年8月

 

 

渡辺教授によると,古川龍一判事の場合,最高裁が戒告処分を科したことを受けて,裁判官訴追委員会は不訴追の決定を行ったそうです。

ところが,岡口基一判事の場合,戒告処分が科せられたにもかかわらず,訴追委員会に招致されたことを,渡辺教授は批判されています。
「戦後初期ならいざ知らず,表現の自由司法権の独立の意味を学んできたはずの議員によるそうした行動は,岡口分限決定以上に疑問である。」

東京弁護士会の意見書です

「意見の趣旨

岡口基一裁判官が行ったツイートを理由に戒告処分にした最高裁判所決定は、適正手続の保障及び裁判官の市民的自由の保障について、必ずしも十分な配慮がなされていなかったのではないかとの疑念を払拭しえないので、今後は、最高裁判所が裁判官の市民的自由を萎縮させることのないよう、十分配慮し、慎重な手続きを踏むことを求める。
岡口基一裁判官が行ったツイートには、過去の罷免事例と比較してもおよそ罷免事由は認められないので、裁判官訴追委員会は、慎重な審議の上、裁判官の市民的自由を萎縮させることのないよう、安易な事情聴取を控え、速やかに不訴追の結論を出すことを求める。」

 

 

www.toben.or.jp

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