集会の自由の制限に、いとも簡単に「お墨付き」を与える裁判官たち(^_^)

現在の最高裁が「人権の砦」として全然機能していない例として
最高裁に告ぐ」で取りあげた
金沢市庁舎前広場での集会の自由の制限
 
裁判官には、このエリアが、
どうしても「広場」には見えず、
「通路」に見えてしまうようです(^_^) 
金沢市自身が「広場」と呼んでいるのに。

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金沢地方裁判所令和2年9月18日判決を、桧垣伸次准教授が批判しています。
 
以前にも同様の裁判があったのですが、
最高裁は、こういう憲法上の大問題があるはずのこの事件を、
まさかの三行半で終わらせてしまい、
学者らから批判を浴び、「最高裁に告ぐ」で俺からも批判されたところです。
 
今回の件は、上告されて、
宇賀克也判事がいらっしゃる第三小法廷に運よく係属すれば、
少しは違う展開になるのでしょうか。
 

週刊ポストが選んだ今年の14冊に「最高裁に告ぐ」が選ばれました(^_^)

週刊ポスト2021年1月1・8合併号134頁です。

 

今年は、原発差止めを認めた大阪地裁判決など、退官間際どころか、まだまだ現役バリバリの裁判官が、自由な判断をした例が見られたが、裁判官の意識が変わりつつあるのであれば、それを期待したいという趣旨の記事です。

 

 

 

 

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www.shogakukan.co.jp

役割を果たせていない「弁護士出身最高裁判事」

元プロボクサーが、42年も刑務所に収監されたが、実は無罪の可能性が高いという、とんでもない事件 それが「袴田事件

真実を明らかにするため、
早く、再審を開始したいところです。

その袴田事件について再審開始するかどうかを決める最高裁決定が出ました。

第3小法廷の5人の最高裁判事のうち、
再審開始の意見を述べたのは、学者出身判事と、行政官出身判事
東京高裁に事件を差し戻すとの意見を述べたのは、裁判官出身判事2名

こういう場合に、真っ先に再審開始の意見を述べることを期待される弁護士出身判事(宮崎裕子判事)は、差戻しの意見に与し、これにより、再審開始にはなりませんでした。

袴田さんは、またもや「たらい回し」状態となりました。
これから、事件が差し戻された東京高裁で審理がされ、
結論が出ても、さらに、それから、またぞろ最高裁に行きます。

はたして、袴田さんの生存中に結論が出るのでしょうか。


今回の決定は、
弁護士出身の判事がその期待された役割を果たしていないことを
強く印象付けました。

安倍政権下で、ビジネス法務系ばかり、一弁(第一東京弁護士会)ばかり、最高裁判事に選ばれているということは、「最高裁に告ぐ」でも書いたところです。

裁判所職員の方から激励のクリスマスカードをいただきました(__)

あんな理不尽な戒告処分を2回も受けてしまい、

さすがの俺も、心が折れかけていますが、

しかし、こうやって励ましてくれる方がいらっしゃると、

まだまだ頑張らなきゃと思います(^_^)

 

日本の裁判所も、早く、「人の支配」から「法の支配」に変わってほしいものです。

 

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王様最高裁

行政法の研究者である平裕介弁護士も、王様最高裁に懸念を示されています。

王様最高裁当局は、司法修習生の処分なども平気でやってしまいそうだという懸念です。

 

 

 

 

 

既に憲法の教科書には載っています(^_^)

 

関東の某裁判官の方からメールをいただきました(__)。

関東の某裁判官の方からメールをいただきました(__)。
 
「岡口判事様。初めてメールします。端的に申しますが、決して依願退官はされないでください。そういう思いがよぎることがあるとは思うのですが、組織のためにこそ踏みとどまってください。一面識もないにもかかわらず勝手なことを申します。どうか、受け流す態度で、通常通りの執務を続けてください。周囲には、内心応援している裁判官、裁判所職員、弁護士も多数おります。ただ、面と向かって擁護できない点をどうかお許しください。お心を強く持ってください。寺西判事のように,早期退職と言われても絶対に蹴ってください。」
 
 
しかし俺が今の仕事を続けたくても、訴追委員会による訴追、裁判所当局による再任拒否と、これからハードルが次々と現れます。